暑い夏に咲く朝顔の花は、涼しげでとてもキレイですよね。
ですが、早く大きくしたい、元気に育ってほしいと思ってしたことが、花を咲かせなかったり、枯らしてしまったりする原因になることがあります。
今回は、キレイな朝顔の花を咲かせるためのコツと、枯らしてしまう危険性のある病害虫についてお伝えします。
しっかりと対策をして、たくさん花を咲かせられるように頑張りましょう。
朝顔のつぼみが枯れる原因
肥料が合っていない
窒素分の多い肥料を与えると、茎や葉を大きくしようとしますので、花を咲かせにくくなります。
肥料を与える場合は、窒素分の少ないものを選び、開花時期になったら止めましょう。
夜も明るい
夜、朝顔に街頭や庭の照明が当たっていませんか?
朝顔は、日が短くなったことを感じて花を咲かせる短日植物です。
夜も明るい場所では花を咲かせないことがあるため、育てる場所には注意しましょう。
生理現象
日本朝顔の開花時期は7月中旬頃、西洋朝顔の開花時期は8月頃です。
生育がよく、開花時期より早めにつぼみを付けた場合、咲かずに枯れてしまうこともあるようです。
生理現象ですので、気にする必要はありません。
朝顔が枯れる病気について
朝顔がなりやすい病気としては、梅雨時期に葉に斑点ができる、べと病、斑紋病があります。
また、乾燥する真夏に、葉や茎に白い粉がかかったような状態になる、うどん粉病があります。
いずれもカビが原因となる病気で、ひどくなると株全体に広がり、光合成できずに枯れてしまうこともあります。
朝顔が枯れる原因の虫について
次は、朝顔が枯れる原因の虫についてご紹介します。
アブラムシ
アブラムシは緑色の小さな虫で、新芽や葉について朝顔の養分を吸い取ります。
大量に寄生すると成長を妨げ、双葉から若い苗では被害が大きくなりやすいので、早めに対策しましょう。
アブラムシが増えてくると、株にアリが目立つようになりますので見つけやすいですよ。
ハダニ
ハダニは葉の裏に寄生し、朝顔の養分を吸い取ります。
点ほどしかなく、肉眼で見つけるのは難しいですが、葉の色が白っぽくなり、かさかさとした感じになってきたら注意して観察しましょう。
葉が弱って光合成できなくなり、ひどい場合は枯れることもあります。
ハダニは水に弱いため、葉の裏側に強めのシャワーをかけることで対策できます。
ナメクジ
5~7月ごろは、ナメクジが朝顔の葉や新芽を食べてしまうことがあります。
ナメクジは大食漢ですので、油断していると一晩のうちに丸坊主にされた、なんていうこともよくあります。
大量に見つかる場合は、ネットをかけたり、薬をまいたりしておくと安心です。
外注には害虫駆除の薬も効果的です。
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朝顔が枯れる原因の肥料や水やりについて
肥料が多すぎる
植えるときに緩効性肥料を入れていれば、その後は窒素分が少ない液体肥料を用法通りに薄めて、10日~14日に1回程度与えるだけで大丈夫です。
肥料が強すぎたり、与える回数が多すぎたりすると、根が肥料焼けを起こして水が吸えなくなり、枯れてしまうことがあります。
水が足りない
花が咲き始めたら水がたくさん必要になりますので、土が乾きやすくなります。
特に夏場は乾きやすいので、朝晩2回、涼しいうちにしっかりと水やりを行いましょう。
暑い日中に水やりすると、根が煮えて枯れてしまうことがあるので注意する必要があります。
根腐れ
吸いきれないほどの水が常にある状態だと、根腐れすることがあります。
7月頃までは気温が上がらない日も多いので、指で土を触ってみて、乾いていたら水やりをする、くらいがちょうど良いかもしれません。
朝顔が枯れる日当たりの注意点
朝顔は日当たりが良い場所を好みますが、強い西日が長時間当たると、葉が焼けたり、枯れたりすることがあります。
真夏は、午前中は日当たりが良く、午後は木陰になるような、半日陰の場所で管理するのがおすすめです。
もし動かせない場合は、すだれや遮光シートなどを利用して、日陰を作ってあげましょう。
朝顔が枯れる時期
品種にもよりますが、朝顔は10月上旬まで花が咲き、その後次第に枯れ始めます。
種を取る場合はそのまま育ててくださいね。
朝顔が枯れてきたとき、復活させる方法!
下の方の葉が黄変している場合や、全体的にうなだれている場合は水不足かもしれません。
木陰に移動し、涼しくなってから水やりをします。
ハダニや病気の疑いがあるときは、異常のある箇所を清潔なハサミで切り取り、ほかに感染しないようにします。
病害虫に効く薬をまいて経過を観察しましょう。
朝顔が枯れる原因7選!きれいな朝顔の花を咲かせるコツのまとめ
朝顔の花をキレイに咲かせるためには、梅雨や真夏の高温期に発生しやすい病気や、朝顔を食べたり養分を吸い取ったりする害虫に注意し、対策することが大切です。
確実に予防したい場合は、前もって薬をまいておくのもおすすめですよ。
健康な朝顔なら、多少の病気や害虫にもある程度耐えることができます。
水やり、育てる場所、肥料の種類や量など、日常のお手入れを正しく行って、元気に育てておきたいですね。
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