夏の風物詩である朝顔は、とても身近でなじみ深い存在の植物ですよね。
でも、種のまき方や育て方、種のでき方や葉のつくりなど、朝顔の詳しい情報を知っている方は意外と少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、朝顔の育て方と、小学生の自由研究にも使える、朝顔の分類や葉の組織について解説します。
楽しく育てながら研究にも使える朝顔について紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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朝顔の育て方。プランターや地植えで育てる方法は?
種の植え方
朝顔の種は固い皮に覆われていて、そのまま植えても芽が出ないことがありますので、皮に傷をつけたり、薬品で処理したりする、発芽促進処理を行ってから植えるようにします。
市販の種なら、すでに発芽促進処理をしてあることが多いので、そのまま蒔くことができます。
袋の注意書きをよく確認しましょう。
プランターの場合は、1か所につき、3~5粒の種を2、3cmあけながらまきます。
プランターが大きければ、20cmくらいあけて何か所かまきましょう。地植えでも、種どうしの間隔は同じです。
地植えは大きく育つので、種まきする場所は30cmくらいあけるのが良いですよ。
水のやり方
種まき後、基本的には表面の土が乾いたら、水やりをします。水やりをしすぎると、種や根が腐るので注意しましょう。
小学生低学年では、土の状態を見て判断するのは難しいかもしれません。
土を触ってみて、乾いていたら水やりすることにすれば簡単ですね。
葉や花ではなく、土にしっかり水をかけるようにしましょう。
日当たりについて
朝顔は日当たりの良い場所を好みます。
なるべく午前中にしっかりと日光が当たる場所で育てましょう。
真夏は、西日が当たると葉焼けしたりしおれたりすることがあるので、西日が強い場所では日陰を作ったり、プランターなら木陰に移動したりして工夫します。
日当たりが悪すぎると、成長が悪く貧弱な株になりますよ。
葉や花の数も少なく、色味も悪くなることがあります。
支柱の立て方
本葉が6枚ほど出たらつるが伸びてきますので、支柱を立てます。
つるが長く伸びた後では支柱に巻き付けるのが難しいので、早めに立てるようにしましょう。
プランターの場合は、竹やプラスチックの棒と針金などを使って行灯仕立てにします。
地植えの場合は、棒と針金や紐、ネットなどを使って、トレリスにするのがおすすめです。
地植えでもプランターでも、緑のカーテンにするときは、大きめの棒とネットを使って支柱を立てるようにしましょう。
朝顔が育った場合をイメージし、適切な大きさの支柱を立てることが大切です。
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朝顔のまきかた(つるの巻き方)
朝顔のつるは、左回りに旋回しながら伸びる習性があります。
支柱を立てたら、つるの先を左回りに支柱に絡ませましょう。
朝顔の品種によっては、つるがとても長く伸びる場合があります。
支柱が足りなくなったら、つるの先を下に降ろして絡ませるか、摘芯して脇目を伸ばすと良いでしょう。
肥料の種類やあげ方
種をまくときに、土に肥料をあらかじめ入れておきます。
発芽後、2週間ほどはこの肥料を使って成長するので、与える必要はありません。
2週間後以降は、10日に1回、規定通りに薄めた液肥を水やりとして与えます。
植物の肥料には、窒素、リン、カリウムが配合されています。
窒素分が多い肥料は、葉や茎ばかりが成長するツルボケが起きやすいので、花芽の形成を促すリンと、根の成長を促すカリウムとのバランスが良いものを選んでくださいね。
開花時期が近付いたら、肥料はやめて開花に備えましょう。
朝顔の種のとり方
花が咲いたあとの花がらを摘み取らず、そのまま放置すると実ができて、その後種ができます。
日本朝顔の場合は8月中旬から花の数が減っていきますので、その頃から花がらを残すと良いでしょう。
花のあとにできる実の皮が薄茶色になって乾燥したら、種を取ることができます。取った種は陰干しでしっかりと乾燥させてから、紙袋などに入れて通気性のある日陰で保管しましょう。
西洋朝顔の場合は、晩秋まで咲き続けることが多いので、種を取る場合は花が終わる時期まで待たずに、開花時期中に実をつけさせると良いですよ。
アサガオの被子植物や葉脈の意味や写し方
被子植物について
被子植物とは、めしべの根元にある、子房と呼ばれるふくらんだ部分の中に、胚珠が入っている植物のことです。
被子植物は、受粉して受精したあと、子房が果実になり、胚珠は種になります。
被子植物には、朝顔をはじめ、キクやアブラナ、タンポポ、イネなど身近な植物がたくさんありますよ。
葉脈の役割
朝顔だけではなく、植物の葉には葉脈と呼ばれる筋状の組織があります。
葉脈は、水や栄養分を運んだり、葉がしっかりと横向きになっていられるように、支柱の働きをしたりする役割があります。
人間でいうと、血管と骨の働きに似ていますね。
朝顔の葉を太陽に透かせば、美しい葉脈の筋がよく見えますよ。
朝顔の葉脈の写し方
朝顔の葉っぱの葉脈の写し方はとっても簡単に行う事が出来ます。
【朝顔の葉脈を写すのに必要な物】
●朝顔の葉っぱ
●薄めの紙 2枚
●鉛筆
【朝顔の葉脈の写し方】
1、紙の上に朝顔の葉っぱを置きます。
このとき、葉っぱの裏側を上にしておいてください。
2、葉っぱの上にもう1枚の紙を重ねます。
3、写真のように鉛筆を横に寝かせてこすります。
このとき、紙が動かないようにしっかりと押さえておいて下さいね!
4、葉っぱを全て写したら完成です♪
紙から切り取って飾ったり、貼り付けても良いですね。
育てた朝顔の葉っぱを取って、良かったら作ってみて下さいね。
小学生の自由研究にもオススメです♪
また、朝顔のたたき染めのやり方の記事もあります。
良かったら参考にして下さいね。
朝顔の育て方。小学生の自由研究にもオススメ!のまとめ
朝顔は、種や苗が手に入りやすく、丈夫なので小学生でも簡単に育てられる植物です。
ですが、種の植え方や、つるのまき方など、大人でも知らない特徴がたくさんあって、知れば知るほど興味がわいてくる植物ですね。
朝顔の出身地、育て方の特徴、品種ごとの花や葉の色味の違い、日当たりによる育ち方の違いなど、小学校一年生の自由研究の材料としてぴったりです。
朝顔を育てたらじっくりと観察して、自分だけの朝顔研究をしてみてくださいね。
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小学生の夏休みの宿題で出る朝顔のたたき染めのやり方もまとめています。
良かったら参考にして下さい。
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