布おむつは、赤ちゃんのおむつとして古くから使われてきた方法です。近年、環境や経済への配慮から、布おむつを利用する家庭が増えています。
しかし、布おむつはかわいそうという意見もあります。布おむつは、おしっこやうんちが付いたままになるため、赤ちゃんの肌に負担がかかると考える人もいるからです。
ただ、結論から言うと、布おむつはかわいそうではありません。
布おむつは、赤ちゃんの肌に優しい素材で作られています。
また、おしっこやうんちが付いた場合は、すぐに取り替えることで、赤ちゃんの肌に負担をかけないようにすることができますよ。
本記事では、布おむつのメリット・デメリット、使い方と洗い方を解説します。布おむつについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
布おむつはかわいそう&嫌がるといわれる理由を解説
布おむつはかわいそうで嫌がるといわれる理由は、主に以下の3つです。
- 濡れて冷たくなる
紙おむつは、吸収材が尿を吸い取ってすぐに乾くため、濡れて冷たくなることがありません。一方、布おむつは、吸収材が紙おむつほど吸収力がないため、尿が漏れやすく、濡れて冷たくなりやすいです。
- 動きにくくなる
紙おむつは、ぴったりとフィットするため、動きにくくなることはありません。一方、布おむつは、布地が重く、動きにくくなることがあります。
布おむつを嫌がる赤ちゃんへの対処法
布おむつを嫌がる赤ちゃんには、以下の対処法が考えられます。
- おむつをこまめに交換する
布おむつが濡れて冷たくなるのを防ぐため、おむつをこまめに交換しましょう。
- おむつを暖かくする
布おむつを暖かくすることで、濡れて冷たくなるのを防ぎます。おむつカバーを重ね着したり、おむつにタオルを敷いたりするなどして、おむつを暖かくしましょう。
- おむつ替えを楽しい時間にする
おむつ替えを楽しい時間にすることで、赤ちゃんが布おむつを嫌がるのを防ぎます。おむつ替えの際に、歌を歌ったり、おもちゃで遊んだりして、赤ちゃんが楽しめるようにしましょう。
また、布おむつに慣れさせるために、最初は紙おむつと併用する方法もあります。紙おむつと布おむつを交互に使用することで、赤ちゃんが布おむつにも慣れやすくなります。
布おむつのメリット・デメリットを解説
ここからは布おむつのメリットとデメリットを解説します。
布おむつのデメリット
- 洗濯の手間
布おむつは、うんちがついた場合は、予洗いしてから洗濯機で洗う必要があります。うんちが乾くと落ちにくくなるため、こまめに洗濯する必要があります。
布おむつは、とにかく洗って干す手間がかかります。私自身も2人目は布おむつにしましたが、特に新生児の内はウンチの頻度も高いので、洗濯の手間がかかって大変でした。
また、 その都度交換してあげないといけません。
なので、よっぽど布おむつにこだわりがあるか、又は時間に余裕のある人にはお勧めします。
- うんちの処理
うんちがついた布おむつは、トイレに流すことはできません。専用の処理方法が必要になります。うんちを処理する際に、ゴミ袋やトイレの便器を汚してしまうこともあります。
ただ、私も使用していましたが、うんち対策としては事前に専用のペーパーシートを使用するなどの改善策がありますよ。
- コスパ
布おむつは、初期費用がかかります。また、洗濯の際には、水道代や洗剤代がかかります。紙おむつと比べると、コスパが悪いという意見もあります。
実際に私は、紙おむつと大してかわらないと感じました。
とにかく手間暇がかかるので、時間を考えると断然紙おむつの方がラクだと感じました。
布おむつのメリット
- 肌にやさしい
布おむつは、紙おむつに比べて、肌にやさしいといわれています。紙おむつは、吸収材に化学物質が含まれているため、肌トラブルやアレルギーを引き起こすことがあります。
- ゴミが出ない
布おむつは、繰り返し使えるため、ゴミが出ません。環境に配慮したおむつとして注目されています。
- 経済的
布おむつは、初期費用を除けば、紙おむつよりも経済的といわれています。洗濯の手間がかかりますが、その分、ランニングコストを抑えることができます。
ご自身の感想
布おむつは、メリットとデメリットの両方があります。洗濯の手間やうんちの処理が気になる場合は、紙おむつの方がよいかもしれません。
ただし、肌にやさしく、ゴミが出ない、経済的というメリットも大きいため、検討してみる価値はあると思います。
私自身は、布おむつを使用したことがありますが、洗濯の手間は確かに大変でした。しかし、肌トラブルが少なく、環境にも配慮できるという点は、とても魅力的だと感じました。
布おむつは、赤ちゃんの肌や環境に配慮したいという人におすすめのおむつです。tunesharemore_vert
布おむつの口コミ・評判
ここからは、布おむつの口コミを私の言葉でまとめてご紹介します。
悪い口コミ
- 洗濯の手間が大変
- うんちの処理が面倒
- 初期費用が高い
良い口コミ
- 肌にやさしい
- ゴミが出ない
- 経済的
布おむつは、洗濯の手間やうんちの処理が面倒というデメリットがある一方で、肌にやさしく、ゴミが出ない、経済的というメリットがあります。
布おむつは洗濯やうんち処理が面倒だという声もありますが、環境に優しくコストパフォーマンスが高く、肌に優しい素材で作られているためアレルギーの心配も少ないというメリットがあります。
ただし、子供に合わないといった副作用が起こることもあるので、サイズ調整には注意が必要です。
また、布おむつは、洗濯の手間やうんちの処理が面倒ですが、ゴミが出ず、経済的です。
布おむつの使い方を解説
準備するもの
- 布おむつ
- 吸水体(ガーゼ、布おむつ用パッドなど)
- おむつカバー
おむつ替えの手順
- 赤ちゃんのおむつを脱がします。
- うんちがついている場合は、おむつカバーごと取り外し、うんちを処理します。
- 吸水体を交換します。
- 布おむつをおむつカバーにセットします。
- 赤ちゃんのおむつをはかせます。
布おむつの使い方は以下のようになります。
布おむつを洗濯する前に、使っていないときは汚れがつかないように、洗濯物用のバスケットに保管しましょう。
女の子の場合、布おむつのインサートは前側に集中して使い、男の子の場合は後ろ側に集中するようにしましょう。
おしっこがしたら、速やかに布おむつを交換しましょう。うんちが漏れたり、汚れたら、トイレに流す前にトイレットペーパーで拭いてください。
1歳以下の赤ちゃんであれば、2~3時間ごと、1歳以上の赤ちゃんであれば、3~4時間ごとに、布おむつを交換するようにしてください。
2歳以上のお子さんであれば、夜用のインサートを使うことをおすすめします。また、夜用の際には、夜間でも漏れないように、少しゆとりのある布おむつを選びましょう。
布おむつを洗う前に、おしっこがたまる前に進んで交換することで、洗濯の回数を減らし、生地の劣化を抑えることができます。
以上が、女の子・男の子を問わず、1歳・2歳や年齢に関わらず、布おむつの使い方をご紹介しました。特に、おしっこやうんちがした場合は速やかに取り替えることが大切です。
布おむつのうんちの処理
うんちがついた布おむつは、トイレに流すことはできません。専用の処理方法が必要になります。
- 液体うんち
液体うんちは、おむつカバーごと取り外し、トイレに流します。
- 固形うんち
固形うんちは、おむつカバーごと取り外し、トイレに流します。その後、おむつカバーを洗濯します。
布おむつは、肌にやさしく、ゴミが出ず、経済的というメリットがあります。ただし、洗濯の手間やうんちの処理が面倒というデメリットもあります。
洗濯の手間やうんちの処理が気になる場合は、紙おむつと併用する方法もあります。
布おむつの洗い方を解説
布おむつは、洗い方を間違えると臭いや汚れが落ちにくくなり、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。正しい洗い方を覚えて、清潔で快適に使用しましょう。
布おむつの洗い方は以下のようになります。
使った布おむつを、手で汚れを軽くこすってから水につけましょう。
非常に汚れている布おむつの場合、重曹やクエン酸を約30分間水に入れ、汚れを落としましょう。
汚れを落としたら、汚れが落ちた布おむつを、軽く柔らかいタオルで押さえ、水だけを切り取ります。
洗濯機に布おむつを入れます。重い負荷や布おむつが搾れてしまう負荷を避けるため、10枚以下の布おむつを1回洗濯するのがおすすめです。
洗濯には、洗濯用の液体洗剤、天然の無香料石鹸、セスキ、オキシクリーンなどの洗剤を使用すると、衛生的状態になります。また、必要に応じてハイターや除菌剤も利用できます。
洗濯機に布おむつと洗剤を入れた後に、2回のすすぎが必要です。第1回目のすすぎでは、柔軟剤を混ぜることで、洗濯物の柔軟性を高め、第2回目のすすぎでは、布おむつに入った洗剤を十分に流し出しましょう。
仕上げに、布おむつを洗濯機から取り出し、十分に水を切ります。その後、陰干しするか、部屋干しをします。
以上が、布おむつの簡単で基本的な洗い方です。必要に応じて、オキシクリーンなどの除菌剤を使用することもできます。ただし、毎回除菌剤を使用する必要はありません。自然に乾かし、日光に当てることも衛生的になります。
洗濯機で洗う場合
- 汚れた布おむつは、トイレで水を流して汚れを落とします。
- 洗濯機の洗濯槽に、洗剤(セスキまたはハイター)と水を入れます。
- 布おむつを洗濯機に入れ、洗濯をします。
- すすぎは2回以上行い、洗剤を完全に洗い流します。
- 脱水をしたら、干します。
洗濯機で洗う場合の注意点
- 洗剤は、セスキ炭酸ソーダまたはハイターを使用します。普通の洗剤を使用すると、汚れが落ちにくくなります。
- 洗濯の前に、トイレで水を流して汚れを落とします。汚れが残っていると、洗濯しても臭いや汚れが落ちにくくなります。
- すすぎは2回以上行い、洗剤を完全に洗い流します。洗剤が残っていると、布おむつが固くなったり、臭いがしたりする原因になります。
- 脱水は、布おむつがくしゃくしゃにならない程度にします。くしゃくしゃにすると、乾きが遅くなります。
手洗いで洗う場合
- 汚れた布おむつは、トイレで水を流して汚れを落とします。
- 洗面器に、洗剤(セスキまたはハイター)と水を入れます。
- 布おむつを洗面器に入れ、手で洗います。
- すすぎは2回以上行い、洗剤を完全に洗い流します。
- 脱水をしたら、干します。
手洗いで洗う場合の注意点
- 洗剤は、セスキ炭酸ソーダまたはハイターを使用します。普通の洗剤を使用すると、汚れが落ちにくくなります。
- 洗濯の前に、トイレで水を流して汚れを落とします。汚れが残っていると、洗濯しても臭いや汚れが落ちにくくなります。
- すすぎは2回以上行い、洗剤を完全に洗い流します。洗剤が残っていると、布おむつが固くなったり、臭いがしたりする原因になります。
- 脱水は、布おむつがくしゃくしゃにならない程度にします。くしゃくしゃにすると、乾きが遅くなります。
布おむつの漂白
布おむつは、汚れがひどい場合は漂白しましょう。漂白剤は、ハイターまたはオキシクリーンを使用します。
ハイターでの漂白
- 洗濯機の洗濯槽に、ハイターと水を入れます。
- 布おむつを洗濯機に入れ、洗濯をします。
- すすぎは2回以上行い、漂白剤を完全に洗い流します。
オキシクリーンでの漂白
- 洗濯機の洗濯槽に、オキシクリーンを入れます。
- 布おむつを洗濯機に入れ、洗濯をします。
- すすぎは2回以上行い、オキシクリーンを完全に洗い流します。
布おむつの保管
洗濯した布おむつは、乾燥させてから保管します。保管する際は、カビや雑菌の繁殖を防ぐために、以下の点に注意しましょう。
- 風通しの良い場所に保管する。
- 直射日光を避けて保管する。
- 湿気の多い場所を避けて保管する。
布おむつの洗い方のポイント
- すすぎは2回以上行い、洗剤を完全に洗い流します。
- 脱水は、布おむつがくしゃくしゃにならない程度にします。
- 汚れがひどい場合は、漂白します。
- 洗濯した布おむつは、乾燥させてから保管します。
まとめ
今回の記事では、布おむつについてメリット、デメリット、使い方、洗い方などを解説しました。
布おむつは、使い捨ておむつと比べ、環境にやさしいと言えます。そのため、長期的にはコストパフォーマンスが良くなることがあります。
また、アレルギー反応を起こすことがある子供にも、肌に優しい素材で作られています。
しかし、洗濯や交換に手間がかかるため、サイズ調整も必要です。また、うんちの処理も面倒な場合があります。
しかし、適切な使い方をすれば、口コミでも満足している声が多くあります。洗い方もシンプルで、洗剤選びにも気を付けるだけで、清潔で衛生的に使用することができます。
以上の内容を基に、布おむつを使用する際には、メリットやデメリットを考慮して、適切な使い方を心掛けましょう。
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