あなたのお子さんはかくれんぼは好きですか?
我が娘はかくれんぼが大好きです!
色んな所に楽しそうに隠れては、私の反応を楽しんでいます。
この絵本は、子供が生まれるずいぶん前に本屋さんで見かけたことがあり、絵がほんわかしていてとにかく可愛かったのを覚えています。
そして最近、図書館でみかけて、どんな絵本なのか興味が湧き、子供たちに読んであげました。
「うずらちゃんのかくれんぼ」のあらすじ
ある日、うずらちゃんとひよこちゃんが、かくれんぼを始めます。
じゃんけんをして、最初はうずらちゃんが自分の模様にそっくりな花に隠れます。
でも、蜂がやってきてびっくりして逃げ出したうずらちゃん、すぐに見つかってしまいます。
このように楽しくかくれんぼをしていたら、突然雨が降り出しました。
『おうちにかえれないよう』と悲しくて泣き始めるうずらちゃんとひよこちゃん。
すると、草の間に大きな影が見えます。びっくりして目を丸くするうずらちゃんとひよこちゃん。その影の正体は・・・?
「うずらちゃんのかくれんぼ」の感想
この絵本はかくれんぼと言っても、何かの陰に隠れるのではなく、似た模様の花、あるときは同じ色の豆等、色々な植物にまぎれて隠れています。その姿が本当に可愛らしく大人が見ても楽しめます。
そして、小さい子供でも分かりやすいように、一貫した目立つヒントが描かれていて、作者の子供への優しさが感じ取れました。
また、驚いたり、不安になったり、怖がったりと、とにかく感情表現が全身を使ってはっきりと分かりやすく描かれているので、子供にはわかりやすいと思いました。
最後の最後まで、「何かがかくれているかも!」と思わせてくれ、見つけたときの喜びようは見ていてこちらも嬉しくなってしまうほど!沢山の発見がいっぱい詰まった絵本です。
鮮やかな色彩に可愛い絵、うずらちゃんとひよこちゃんの子供らしい姿に見ていてとても癒されました。
2歳の娘に一度読んであげたらとても気に入ってしまい、何度も何度も持ってくるようになりました。
読んであげられないときは一人でページをめくって、うずらちゃんやひよこちゃんが隠れているところを指しては「キャッキャッ」と声を上げて笑っています。そしてその後「ママ見て!ここにいたよ!」と言わんばかりに必ず私の方を向きます(笑)。
親としては、何がそんなに楽しいのか不思議なくらいですが、子供にとっては「隠れていたものを見つける」ということは、きっとこの上ない大発見なのでしょう!
この絵本はかくれんぼが大好きな子にオススメ!
子供は外ではもちろんですが、家の中でもかくれんぼが大好きですよね。
カーテンに隠れてかくれんぼ、大きな段ボール箱に入ってかくれんぼ、押入れに入ってかくれんぼ、布団をかぶってかくれんぼ。
大人から見たらすぐに見つかるところに隠れてるのも、また子供らしくて見ていて微笑ましくなってしまいます。
この絵本は隠れて見つかるまでのドキドキ感。隠れている子を探すワクワク感。見つけたときの嬉しい気持ち。そんなかくれんぼの楽しい要素を、可愛い絵と一緒に伝えてくれる絵本です。
「うずらちゃんのかくれんぼ」 作・絵:木本 百子 出版社:福音館書店
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