皆さんのお子さんは電車は好きですか?我が息子は「大きくなったら電車の運転手さんになりたい!」というくらい電車が大好きです!
そんな息子が2歳のときに、この絵本はお爺ちゃんお婆ちゃんがプレゼントしてくれました。そして、4歳になった今でもお気に入りの一冊です。
「しんかんせんでビューン」のあらすじ
けんたという犬の男の子がいます。けんたは初めて一人で新幹線に乗って、お爺ちゃんお婆ちゃんのいる秋田から、お母さんが待っている熊本に帰ります。
その道中、切符はちゃんとあるかな?乗り換えは間違わずにできるかな?そして、けんたは無事にお母さんの元へ帰れるかな?
新幹線は勿論の事、幼いけんたの一人旅を一緒に見守る作品です。
「しんかんせんでビューン」の感想
この本は視覚デザイン研究所が作っているだけあって、とにかく新幹線が細かく描かれています。そして、走っている新幹線はスピード感が感じられ、まるで本当に走っている新幹線を見ているかのような迫力があります。
また、新幹線も沢山登場するので、電車好きの息子は直ぐに「これはあきたこまち!あれは東北新幹線!」というように、新幹線の名前を覚えました。
新幹線が連結をするところでは新幹線はもちろん、駅員さんや見ているお客さんの様子や、道中の街の風景も事細かに描かれているので、自分も実際にその場所にいるような感覚さえしてきました。
そして、新幹線の外観だけでは無く、中の様子も細かく描かれているので、子供と一緒に「お弁当食べてる人はどれ?」「けんたは今どこにいるかな?」等クイズ形式で読んであげると、また違った楽しみ方もできてお勧めです。
この絵本には新幹線はもちろんですが、ストーリーもちゃんとついていて、幼いけんたの初めての一人旅。隣の席に誰かが座っただけで緊張し、途中でちょっとしたアクシデントも起き、親としてはその様子が我が子と重なって、見ていて少しハラハラドキドキさせられました。
最後はけんたの今までの緊張が緩んでいく様子が、本当に良く描かかれています。途中見ていて、ハラハラドキドキしていた分こちらも緊張が取れて「良かったねけんた」と思わず言ってしまいそうになりました。
そして、最後のページでは思わず笑ってしまう落ちが付いているのも、この絵本の魅力だと思います。
この絵本は電車が好きな子にオススメ!
秋田新幹線、東北新幹線、そしてドクターイエロー等々沢山の新幹線が登場します。そして、東京駅では見開きいっぱいに新幹線がずらっと並んでいる絵は迫力満点です。息子は特にこの見開きのページが大好きで何度も見ては、電車の名前を言って楽しんでいます。
とにかく電車が好きな子は間違いなく喜んでくれる絵本だと思います。
「しんかんせんでビューン 」 作:視覚デザイン研究所 絵:くにすえたくし
出版社:視覚デザイン研究所
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