「このパンなにパン?」~美味しそうなパンがみどころ!~
兄弟がいるご家庭では、一緒に読み聞かせるときに兄弟一緒に楽しめる絵本はないかな、と悩んだことはありませんか?私は悩んだことがあります。
そんなときに、この絵本はお爺ちゃんお婆ちゃんが、娘が2才になったばかりの頃にプレゼントしてくれた絵本です。
表紙には美味しそうなパンの絵が!
絵を見みているだけで、今にも食べたくなってしまいました!
「このパンなにパン」のあらすじ
最初の1ページ目には『パンパン このパンなんのパン?』と見開きいっぱいにセリフと、美味しそうなパンの絵が描かれています。
その絵は外側の皮がツヤツヤと光沢があり、色鉛筆でとても繊細に描かれていて、今にも「あむっ!」と食べたくなってしまうほどです。
次のページを開くと『たっぷり とろ~り クリームパン』というセリフと、パンを2つに切って、クリームが沢山入っているクリームパンが描かれています。
このように、次ページも外側から見たパンの絵、
その次のページには2つに切って何のパンか紹介しています。
「このパンなにパン」の感想
この絵本は、繰り返しの問いかけが、リズミカルでとても楽しい絵本です。
目で見て美味しそうな絵はもちろん、耳から聞いても楽しめるので、
小さい子供はもちろん、ちょっと大きくなった子供でも、外側だけの絵を見せて「これは何のパンかな~」とクイズ形式で遊べるところがまたこの絵本の魅力です。
2歳の娘は言葉の発達が少し遅れていますが、この絵本を何度も何度も読み聞かせているうちに、あるとき絵を指さしながら「パン!パン!」と言っていました。
『パンパンこのパン~』という、繰り返しの楽しいリズムできっと覚えたのでしょう!親としては言葉が遅れていて心配していたので、とても嬉しい出来事でした。
そして、4歳の息子はこの本に出てきたパン「チョココロネが食べたい!」と毎日言い続け、主人と私は、近所のパン屋さんでは余り見かけないチョココロネを探し求め、ようやく手に入れたというエピソードもあります。
今ではおしゃれなパンが増えている中、この絵本に描かれているパンは、昔から皆に愛されているパンばかりなので、読んでいて懐かしくなりました。
この絵本は兄弟に読んであげるのにもオススメ!
絵本には対象年齢がある本が多く、上の子には文字が多くストーリーのあるお話し、下の子はまだ小さいから、絵だけや繰り返しで文字も少ない絵本等、色々とその子の年齢に合わせて選んでいましたが、この絵本は年の差があっても一緒に楽しめます。
私のように兄弟一緒に読める本はないかな?とお探しのお母さん、お父さんがいたら、子供が大好きなパンが題材で、美味しそうなパンの絵が描かれているこの絵本を、読んであげてみて下さいね。
「このパンなにパン」 作・絵:ふじもと のりこ 出版社:鈴木出版
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