こんにちは。まろんママです^^
先日、素敵な絵本に出会いました。
この絵本は宮野聡子さん作、絵で、まず最初に絵に惹かれました。
そして、読んでみて、とても心に残るお話でした。
今回は、子供は勿論ですが、是非、忙しいパパやママにも読んでほしい「いちばんしあわせなおくりもの」をご紹介します。
「いちばんしあわせなおくりもの」のあらすじ
森のはずれに、2つの家があり「こりす」とのんびりやの「くま君」が住んでいました。
こりすはくま君のことが大好きでした。あるとき2人は市場へ散歩に出かけました。
こりすは、くま君に喜んでもらうため、贈り物をしたいと考えます。
色々と見ながら、自転車をあげようか?手編みのセーターをあげようか?それとも、遊園地へ行って遊ぼうか?とくま君が喜んでくれそうなことを考えます。
しかし、くま君はどれも断ります。そこで、こりすはくま君に幸せになってもらいたいので、
『どうすれば、きみはうれしくなるの?なにをしたら、しあわせなの?』と、叫びます!
すると・・・、くまくんからは思いもよらない返事が返ってきます。
「いちばんしあわせなおくりもの」の感想
この絵本はとにかく絵に癒されます!
優しいタッチで描かれた絵は、何故か見ているだけで、優しい気持ちになれ、すっとお話の中に入っていけました。
こりすがくま君が大好きなことも、絵を見ていてとても伝わってきました。
朝になると、こりすがくま君を起こしにいき、くま君の鼻にキスしていたり、朝ごはんには、くま君にくまの形のホットケーキを焼いたり、その顔の本当に嬉しそうな事!
また、外に出て、気持ちの良い日差しの中で、美味しそうにホットケーキを食べる2人の姿に心が温まりました。
こりすが大好きなくま君に贈り物をしたいと思い、くま君に自転車をプレゼントしようか?それとも温かいセーターをプレゼントしようか?と、くま君に問いかけます。
しかし、それにたいしての、くまくんの断り方が笑顔で返していて、とても思いやりがあり、くま君ののんびりした性格が良く現れています。
そして、見開きいっぱいのお花畑の中で、くま君がこりすを見つめる、優しい目がとにかく印象的です!
最終的に、こりすの提案はことごとく、くま君に断られてしまい、こりすがしょんぼりしてしますのですが、そのしょんぼりしたこりすの表情の何とも悲しそうなこと!
本当に、こまってる様子が良く伝わってきました。
そして、こりすが思わずくまくんに「どうすれば、うれしくなるのか?なにをしたら、しあわせなのか?」を叫びながら聞きます。
この言葉に、こりすが、どうにかしてくま君を喜ばせたいという気持ちが、切なくなるほど良く表れています。
それに対して、くま君から帰ってきたのは
『きみと、ここにいて、なあんにもしないことさ』
という返事でした。
そのときの、くま君がこりすをみつめる優しい目と、こりすがきょとんとして、目を大きく見開いている絵が対照的で、とても面白いです!
その後の、2人のやりとりや、絵に、とても心が癒されました。
息子と娘に読んだところ、2歳の娘には、まだ少し内容が難しいので、絵を見て楽しんでいました。
5歳の息子は大人しく聞いてくれていましたが、コウモリが出てくる場面では、絵本を逆さまにしては「これ、ふくろうにも見えるよね!」と言っていました。
子供の柔らかい頭に関心させられた瞬間でした。
あなたも、読む際はぜひ、コウモリを見つけてみて下さいね!
まとめ
もし私が、誰かから「あなたが喜ぶ、いちばんしあわせなおくりものは?」と聞かれたら、色々と考えてきっと「素敵なお家が欲しい!」と言うと思います(笑)。
しかし、この絵本を読んで「なるほど!」と感心させられたのと同時に、自分を少し情けなく感じました。
よく考えると、当たり前の事だけど、この物の溢れていて、何かと忙しい現代で、このような事に気づけている人は、私も含めそれ程多くないのでは?と思います。
この絵本を読んだ後に、もう一度「あなたが喜ぶ、いちばんしあわせなおくりものは?」と聞かれたら、きっと、こう答えます。
「2人の子供と、夫と日々、何事もなく平凡に暮らせることが、今の私にとって何よりも幸せな贈り物です!」
このように、この絵本は、大切なことに気づかせてくれ、心が温まり、幸せな気持ちになれる素敵なお話です。
日頃、子育てで忙しいパパやママに、ぜひ、お子さんと一緒に読んでほしい絵本です。
コメントをどうぞ