子供に安心、安全な物を食べさせたいと思い、3年続けていることは?
親としては、子供には健康のためにも安全・安心なものを食べさせたいと思うのは当たり前のことですね。私は1人目が1歳のときにあることがきっかけで、食品添加物をはじめ、食を見直しました。
今回は、私が食を見直すきっかけとなった出来事、何故現在食育ブームなのか? 気をつけるようになったこと、我が家の取り組み。についてご紹介していきたいと思います。
食を見直すきっかけは?
私が食を見直すきっかけとなったのは、当時1歳の息子と良く行く子供プラザで食育セミナーがあり、参加したことがきっかけです。
そのときの講師は、食育に力を入れている『高取保育園』の主任の保育士さんでした。
内容は、食品添加物の危険性や、玄米和食の食事が子供達の体に良い事、甘いお菓子等の食べ物は体に良くないこと、その他にも沢山お話を聞きました。
このセミナーの中で一番印象に残ったのが、
『食は命なり』
という言葉です。
そう、私たちの体は食べたもので出来ています。
脂っこい物ばかり食べていたら太ります。逆に食べないと命を落としてしまいます。
太ってダイエットを決意したら、揚げ物や甘い物を控えたり、食事の量をセーブする食事療法から始める人も多いと思います。
病気になったら、食事制限を余儀なくされる事もあります。
このように、よく考えれば分るように、私たちの体は食べたものでコントロールされ、出来上がっています。
私は、この「食は命なり」という言葉を聞くまでは、食に対してこれほど深く考えたことはありませんでした。
それまでは、コンビニのおにぎりやお弁当は塩分が高い、ジュースは砂糖の塊、インスタント食品は体に良くないことは知っていたので、極力避けていた程度です。
しかし、このセミナーをきっかけに、どうせ食べるなら体に良い物を食べたい!そして、夫や子供にも安心で安全な物を食べさせたい!と思い、自分なりに数冊本を読んで勉強をしました。
何故現在食育ブームなのか?
昭和30年代から日本食から洋食へ大きく変化していき、野菜や魚を中心とする日本食から肉や油、砂糖、卵を多く摂取する事に加え、スナック菓子やインスタントラーメンと、簡単&便利に食べることが出来る食品が増えてきました。
その結果、癌や、生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症等)が急増し、低年齢化しています。
そして、子供達にも、肥満、アレルギー、キレやすい等、食の変化による影響が出てきています。
また、現代は健康食品がありふれている健康ブームでもあります。
このようなことから、現在は食を見直す人たちが増えてきています。
気をつけるようになったこと
食に対しての意識が変わり、最初に気をつけるようになったことは、物を買うときは裏側に書いてある原材料の表示をよく見るようになりました。そこに、よく分らない名前が沢山書いてあったら、なるべく買わないことにしました。
ウインナーやハムが良い例で、裏側の原材料名にリン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤、発色剤(亜硝酸Na)等、聞き慣れない原材料が書いてあります。
これらの物は普通の家庭の台所には無いと思います。少なくとも私の家には置いてありません。私が読んだ本では、家庭の台所に置いてない物は、添加物と思って良いそうです。
我が家の取り組み
我が家では、食を見直して3年が経過しました。
この3年の間に家が行っている食への取り組みをご紹介したいと思います。
●調味料の見直し
これは一番最初に行いました。
今まで特に気にせず調味料を購入していたのですが、現在は、添加物の入っていない厳選素材の調味料(醤油、塩、砂糖、みりん、酢、めんつゆ等)を購入しています。
醤油ひとつとっても、アルコールが入っていたり、脱脂加工大豆、アミノ酸液というよく分らない物が使われているものも沢山あります。なので、醤油は大豆、小麦、食塩の3種類の材料が使われているもので、尚且つ大豆、小麦は国産の物を使用し、塩は天日干しの物を使用している「ヤマアの天然醸造九州丸大豆醤油」を購入しています。
1本900mlで980円近くと少々お値段が高いですが、2~4ヵ月くらい持つので、家族の健康を考えたら安い買い物だと思っています。
その他にも、
●砂糖は精製されている上白糖はさけ、三温糖や甜菜糖を使用する。
●塩は、化学的に精製された塩は体に害なので、高取保育園が推奨する「シママース」の塩や健康食品のお店に置いてある天然製法の塩を使用する。
●野菜は地元となるべく近い産地の物を選ぶようにする(地産地消)。
●納豆は出来るだけ国産大豆のものを選ぶ。
納豆のタレには添加物が多く含まれているので、タレは使用せず我が家では味噌をみりんで溶いたタレを作って使用しています。
●ホットケーキミックスも添加物が含まれているので、自分で小麦粉、片栗粉、砂糖を混ぜて手作りする。
●味噌、塩麹、甘酒も自分で手作り。
●ハムは鶏胸肉と塩麹で自家製のハムを手作り。
●1日おきに無農薬玄米を食べる。
●タンパク源はお肉では無く、大豆製品中心。
●食材選びには「ま・ご・は・や・さ・し・い」を意識する
「ま」は、豆類
「ご」は、ごま
「は」は、わかめ(海藻類)
「や」は、野菜
「さ」は、魚
「し」は、しいたけ(キノコ類)
「い」は、いも(芋類)
引用元:ゼロから始める玄米生活2
その他にも、料理の味付けは、なるべく自分で手作りした、味噌、塩麹で代用できるものはしています。
我が家では、餃子を作るとき、鶏ガラスープやオイスターソースは使わずに自分で手作りした『味噌』だけで味付けしています。これが以外に美味しいです!
まとめ
現代は食に気をつけようと思っても誘惑がいっぱいです。そして、食品添加物で溢れています。ふりかけ一つとっても裏を見ると、殆どのふりかけにズラズラと聞き慣れない物質が書かれています。
もし、あなたが少しでも食に対して興味を持ち、子供に安心、安全な物を食べさせてあげたいと思ったら、まず始めに調味料を変えることをお勧めします。
理由は、添加物の無い肉や魚、野菜を食べようとしても、添加物まみれの調味料で味付けしたら元も子もないからです。
2歳の娘はまだ上手くしゃべれないので「あれが食べたい!これが食べたい!」とは言いませんが、4歳の息子は、ジジ、ババの家に帰ると、美味しい物を沢山貰って食べているので、「チョコレートが食べたい!ウインナーが食べたい!」と言います(^^;)
どちらも親としては出来れば避けたい物です。ですが、食に力を入れすぎて、あれも駄目!これも駄目!と言っていたら、せっかくの食事の時間が台無しになってしまうのと、いつか抑えていた反動が来るのでは無いかと思います。
今は親の目の届くところで食事をしているので親が管理できますが、大きくなったら、難しくなると思います。
なので、我が家では食品添加物が入っていたり、油っぽいジャンクフードは一切食べさせない!という厳密なものではなく、週に1回のお弁当には子供のリクエストでタコさんウィンナーを入れてあげたりしています。
そのときは、ウインナーは焼くのでは無く、ゆでて余計な物を洗い落としています。
『3歳までの食生活がその後の味覚を左右する』と言われているので、大きくなって添加物たっぷりの物を食べたとき「あれ?この味なんか変だな?後味が悪いな?」と気づく事のできる舌に育って欲しいと思います。
食の安全は言い出したらキリがありません。お肉には抗生物質が使われていて、スーパーで売られている野菜には農薬やワックスが散布されている物が殆どです。
それら全てを除去した食事を!と望んたら、まあ、言うのは簡単ですが、実際に実行するのは大変です!そして、育てるのに、手間暇がかかっている分費用もかかります。全てを使用とすると家計を圧迫してしまいます。
何事も神経質になりすぎず、家族もストレス無く、無理せず続けられる範囲で行う事が、長く続けられる秘訣だと私は思います。
参考文献:「食品の裏側」著者:安部 司 出版社:東洋経済新報社
「ゼロから始める玄米生活2」 高取保育園の食育実践レシピ集 出版社:西日本新聞ブックレット
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