2歳におすすめの絵本「ノンタンがんばるもん」は頑張るノンタンを一緒に応援したくなる!

あなたのお子さんは注射は好きですか?我が子はもちろん嫌いです。大人でもできれば注射はしたくないですよね。
そんなとき、良く行く児童館にこの絵本が置いてありました。ノンタンシリーズが大好きな我が子達。特にこの『ノンタンがんばるもん』はノンタンシリーズの中でも1、2を争うほどです。
最初は息子が好きで、いつも児童館へ行くと持ってくるので読んであげていました。息子に何度も読んであげているうちに娘も気に入り、もう100回以上は読んでいると思います(笑)。
このように、この絵本は何度読んでも親子で楽しめるお話しです。
目次
「ノンタンがんばるもん」のあらすじ
あるときノンタンがブランコで遊んでいました。ビュンビュンスピードを上げて勢いよく立ちこぎをしていたら、頭から落ちてしまい耳がちぎれてしまうほどの大怪我をしてしまいました。見ていたノンタンの仲間達がノンタンを急いで病院へ連れて行きます。
病院で傷の消毒をして、次は麻酔の注射。しかし、ノンタンは注射が大っ嫌いで逃げ出してしまいます。ところが仲間達に励まされて、ノンタンは『うん!ぼく、がんばるもん!』と皆の前で誓います。そして、その日は頭に包帯を巻いて無事に処置が終了しました。
そしていよいよ包帯をとる日。ノンタンの耳は無事に治っているのかな?
「ノンタンがんばるもん」の感想
とにかく最初はブランコから落ちてしまって、怪我をした耳が痛そう!大人でも眉間にシワを寄せてしまうくらいです。子供だったら尚更の事!でも、これくらい大げさに描かないと子供達には分かりにくいのかもしれませんね。
きっと、「ブランコに立ち乗りでスピードを上げて乗ったら大怪我をしちゃうよ。」と作者からのメッセージなんだと思いました。
大怪我をしてしまったノンタンを見ていた仲間達が、ノンタンをおんぶして急いで病院へ連れて行く場面は、仲間達の一生懸命な様子を見ていて心が温かくなりました。
そして、麻酔の注射を打つ場面は痛々しい場面なのに『でかでかちゅうしゃはぞうさんのちゅうしゃ』、『ちびちびちゅうしゃはありさんのちゅうしゃ』、『ノンタンノちゅうしゃはどれかなどれかな』と楽しそうにカバの看護師さんが色々な大きさの注射を持ってきます。
音符がちりばめられて楽しそうに歌う看護師さんとは対照的に、注射を見て物凄くびっくりしているノンタンの姿が可笑しくて思わず笑ってしまいました。
そして、注射が怖くなって逃げだしてしまうノンタン。でも、仲間達に励まされて覚悟を決めたノンタンの姿がとてもかっこいいです!思わず「ノンタン頑張れ~!」と応援したくなってしまいました。
注射を頑張り処置も終わったノンタンに「良く頑張ったね、偉かったね」と褒めてあげたくなりました。
子供達に読んであげているとき、ノンタンが怪我をしたところでは、「ノンタンお耳痛そうだね。」と痛そうな顔をし、沢山注射が出てくる場面ではまだ2歳の娘には「クジラさんの注射はどれ?」「ねずみさんの注射はど~れだ?」とあてっこゲームをしています。
4歳の息子にはもう何度も読んであげているので、今では「これはくじらさんの注射。」「これはぞうさんの注射。」と自ら進んで楽しんでいます。
この絵本は注射嫌いな子にオススメ!
生後一ヶ月を過ぎたころから嫌でも予防接種で注射を打たなくてはなりませんね。
「病院=注射する場所」と思っている子もいるかもしれまん。
我が子も病院へ行くときは必ず「今日はお注射する?」と聞いてきて不安顔でした。しかし、このノンタンが頑張っている姿に勇気を貰ったようで、いつからかノンタンのように「ぼく頑張るよ!」と言ってくれるようになりました。
注射嫌いなお子さんに是非読んであげて欲しい絵本です。
「ノンタンがんばるもん」 作・絵:キヨノサチコ 出版社:偕成社
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